(10代の女の子向け)若さを生かして魅力を上げるメイクアップのテクニック

講義(動画)

協賛

講師:栢木進さん

撮影スタジオ・モデル:国際理容美容専門学校

撮影・映像編集:1,2 FILM

講義動画の書き起こし

ポイントメイクで魅力的に(0:12)

はい、メイクアップアーティストの栢木進です。

今回は10代の女の子をちょっと可愛くするクイックメイクというか、そういうものを見ていただきたいなと思います。

まず今モデルさん来ていただいたんですけども、やっぱりこのままでもすごく可愛いですよね。

そこでちょっとだけメイクを、ポイントを足すことによって魅力的に見せようかなと思います。

メイクをしますっていうときに、やっぱり全然もう若いし、ここまで顔目鼻立ちがしっかりしてる。

あんまり気合い入れてメイクをしちゃうと全然本人の良さがかき消されてしまうことが多々あるので、必要なところだけにポイントで、肌のテクスチャーを付けていきたいなと思います。

本人のくすみもメイクに活かす(1:00)

ポイントは、まず目の下のクマが気になるなっていうのがあるのと、リップがちょっと荒れてる感じかなっていう感じですね。

やっぱり眉毛すごいキレイだし、肌もちょっと赤みがある。

毛穴がちょっとあるっていうところだけで、あとは全然キレイなので。

目もしっかりしてるし、まつ毛もしっかり生えてるし、そこは本人のこういうくすみも普通の自然なアイシャドウとして活かすっていうことをポイントとして。

あと今こういうドラッグストアで売ってるような。

これはリップにもチークにもアイシャドウにも何でも使えるような、こういうコスメティックを使ってみようかなと思います。

全部消さずに自然な血色で(1:45)

なのでまずこの肌のテクスチャーだけ整えるぐらいにしていこうかなと思います。

クマというか、こういう影を。

やっぱり目がすごくしっかりしているので、クマというか目の影になっててしまうんですけれども。

なのであんまり全部消そうとしないで、ちょっとなじませる。和らげるくらいで全然大丈夫です。

あんまり頑張って全部消そうと思うとすごく厚みが出てしまって、彼女の若い感じが、フレッシュさがどこにもなくなってしまうので。

肌の赤みはなるべく全部消さないで自然な血色で残していきたいですね。

ほぼファンデーションの付いてないスポンジで必要な部分だけなじませる(2:48)

あと目の下と、あと鼻まわりかな。ちょっとこういうとこに。

鼻の頭とおでこの一番高いところと。もうほとんど付いてないですけどね、ファンデーションは。

あご先と。もう本当これぐらい。

全然あとはほぼほぼ、いらないくらいなので。

ファンデーション塗ってるとどこまでも塗りがちなんですけども、やっぱり必要なとこだけで全然大丈夫。

もうほぼほぼ何も付いてないスポンジで全体をなじませるくらい。これだけでも全然いいですよね。

チークの赤みも残ってるし、あんまり作り過ぎない。これがポイントです。

チークは少し高めに、広めにのばす(4:10)

さっき言ったようにこういう、色がねちょっとキツいんですけど、キツいからこそほんのちょっと。これぐらいね。

指でやってもいいんですけどね。しっかり指でのばして一番高いところを。

外目の黒目の外側と小鼻の先ぐらいから、ちょっと高いところに入れていきます。

ちょっとおいたら、筆でのばす。

こうやってメイクしてると毛が落ちちゃうことが多々あるんですけど、これを無理に引っ張るとキレイに取れないので、スクリューブラシでこうやっていくと一番簡単に取れるかなと思います。

外側を、ここに今付いてるポイントの外側をよくぼかしていく。なじませていく。

あんまり中心に溜まってしまうと田舎の子みたいな感じになってしまうので自然になじませると、自然な血色、蒸気したような肌、若さが出てくるのでちょっと広めにしっかりのばしていきます。

リップは真ん中に指でおき、綿棒でぼかしていく(6:04)

次リップかな。リップもちょっと皮が固くなってしまってるので、ここに今ちゃんとリップバームも塗ってるんですけども、ここに塗っていきます。

あんまりリップの形を取ってしまうと、そこもそんなに年上でもないので若干若さを出すために内側にちょっとのせるだけ。

指でトントンすればいいので。この指でなじませるのって結構難しいんですよね。簡単なようで。

どうするかっていうと真ん中に。どこまでもやるとすごくはみ出ちゃったりするので。

真ん中にトントンと置いたらあとは綿棒で。こういう際までなぞってあげると、自然にジュワーっと色が出てくる感じなので。

リップブラシよりも、リップブラシである程度内側につけて、指を使って色をおいてって、最後に綿棒でリップをぼかしていけば自然についていきます。

あんまりキレイにし過ぎないほうが可愛いと思うので。こういう感じかな。

目が大きく、まつ毛の長さがあれば梳かすだけ(8:14)

彼女せっかくのまつ毛があるのでまつ毛も。逆にまつ毛がしっかりあるのでこれをね塗っちゃうと・・・。

マスカラしちゃうとすごくキツくなるので、マスカラはしないです。ちゃんと梳かすだけ。

やっぱりビューラーでスッと上げちゃうと目がすごく大きいですよね、今。

なのですごいまつ毛も長いのでガッと上がり過ぎちゃうので。マスカラ、ビューラーはしないでおきます。

これで十分目も魅力的なので、あんまり上げ過ぎちゃうよりもこれぐらいのほうが自然かなと思います。

で、マスカラもしっかり梳かすぐらいなだけで十分だと思います。これぐらいで。

元の目の影とリップバームでシャドウ代わりに(9:25)

この目元の茶色いくすみが結構効いてて魅力的なんじゃないかと。あと目の下のこの自然な赤みも彼女の持ってるすごい魅力なんじゃないかなと思います。

これですごく可愛いと思うんですけどちょっとだけ、リップバームなんですけど。

ここにツヤを。まぶたにツヤを出してあげます。これぐらい。

なんでこれできるかっていうと、今シャドウがのってないからできるんであって、ここにシャドウをのっけてリップバームをこうやってのせてしまうと、すぐ無駄にヨレヨレになってしまうので。

彼女のこの自然な目元の影を活かしたメイクっていうことで、こういう技もいいんじゃないかなと。

そうするとやっぱり生命力を感じるというか、いいんではないかなと思います。

全然これだけでグッと可愛くなったんじゃないかなと思います。

ポイントは絶対やり過ぎない。若ければ若いほどやり過ぎないっていうところがポイントなんじゃないかなと思います。

こういう若い子がメイクするときは、ちょっと簡単というか、ポイントを押さえたメイクをアプローチしてもいいんじゃないかなと思います。

まとめ

  1. 必要な部分だけポイントメイクで
  2. 自然の目のくすみもメイクアップとして活かす
  3. クマを全部消そうとしない
  4. 頬の赤みは残して自然な血色に
  5. 肌作りの最後にほとんどファンデーションの付いていないスポンジで馴染ませる
  6. あまり肌を作りすぎない
  7. クリームチークはしっかり指で伸ばす
  8. あまり中心にまとめない
  9. 真中に指でおいてアウトラインを綿棒でなぞる

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