講義(動画)
協賛
講師:栢木進さん
撮影スタジオ:国際理容美容専門学校
撮影・映像編集:1,2 FILM
講義動画の書き起こし
上唇は少し大きく短めに描いていく(00:13~)
メイクアップアーティストの栢木進です。
今回はちょっと口角が落ち気味の方のリップメイクを見ていただきたいなと思います。
やっぱり年相応なのでリップの影が出てきちゃいますよね。
じゃあ口元の影ってどこかっていうとこういう所。

なのでここをあんまり目立たなくするには上唇を若干大きめに描いて、ここに繋がらないように、このラインで。
目元と一緒ですよね。目元もこの二重の幅そのままいってしまうと下がって見えてしまう。

リップも上唇のラインで描いてしまうと下がってしまうので、ちょっと大きく描きながら途中で切れるというか、短めに描く。

そういう風に描いていくと自然なリップが、若々しい口元ができるのではないかなと思います。
形の補正は軽く、際まで描かない(01:07~)
彼女の口元を見ていただくとちょっと色ムラがあると思うので、そこを最初に補正しようかなと思います。
軽くファンデーションをちょっと。
あんまりリップの中に入れてしまうとパサパサにすぐになってしまうのでほんのちょっと。
しかも外枠、リップの形をちょっと補正したいので外目だけに軽くファンデーションをしていきます。

そこからリップペンシルで形をつけていこうかなと思います。
ちょっと大きく、丸みを意識して。

この際の際まであまり描かないほうがいいです。

ここは自然にぼけていくほうが口角が上がって見えるので、最後までしっかり描いてしまうと、逆に口角が下がって見えてしまうので。
下唇はその形のまんま描きます。
なんとなく形が出来上がってきたので、ここにリップを塗っていきます。
下唇は際から、上唇は途中から塗る(02:49~)
ちょっとツヤが出るようなリップを塗っていこうと思います。
若干明るめですね。
下唇は際からいっちゃって大丈夫です。

上の唇ですね、途中から描いてます。リップの上唇の途中から。

全部描くんじゃなくて、なじませる。ぼかすくらい。際まで絶対やらない。
下はギリギリからで大丈夫です。
影を隠すファンデーションはつけ過ぎない(04:38~)
こういう影になる部分に若干コンシーラーとかファンデーションで明るさを足してあげると、より自然になるのではないかなと思うので足してみます。
普通のファンデーションですね、さっきの。
こういう所のファンデーションを使うときのポイントは、やっぱりつけ過ぎない。

溜まってつけちゃうと本当に不自然になってしまうので、気持ちね。
色ムラをなくすように、いろいろ色のコントロールしていきます。
あんまりツヤツヤ、グロスがテカテカでもちょっと似合わない気がするんですよね、年齢的に。
なのである程度上品な、濡れてるツヤを感じるくらいのテクスチャーがいいのではないかなと思います。
ポイントはこのリップの上をそこまで描かない。ちょっと短めに描くっていうことですかね。
これで下の口角の影があんまり気にならないリップが描けたと思います。
まとめ
- 大きめ、短めにふっくら描く
- リップの輪郭をほんのりなじませる
- 丸みを意識して描く
- 際まで描かない
- ファンデーションをつけすぎない、なじませる程度に
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